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星読み5 (太陰暦 5)    

     日知り  星読み5


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★ホ 

方位角・・・・・・・・天体と観測者の関係として一般には、天体の垂直圏と観測者を含む子午線面とのなす角度。ま
たは偏角、と言うように定義されているが、前者はどうも要領を得ない。勝手な専門用語よりも具体的に時間で見よう。

他人と仮に「3時間後」と約束する時に、「今から3時間後」か、それとも「午後3時」、「真夜中から3時間後」・・・・の三
種から選ぶとすれば、「方位角」とは其の基点を「今」か正午か真夜中の何れとするかであり、基点とのなす時間・角度
が方位角である。其の基点が曖昧だったり前提になかった場合はどんな約束も履行不能となる。

お互いに誤解があれば行き違って其の約束が果たせずトラブルとなる訳です。何れにせよ方位は自分の現在地を確
認する決め手ですから、特に遊牧民が荒野で方位を間違ったら命取りです。航海・漁労民も大海でさ迷ったら絶望的で
ある。だから常に数字より方位を重視した。

日本や古代シナの方位の基点は真北であり、もしくは太陽・南天主義の真南だったが、漢時代以後のシナではやがて
ヨミの国に染まって北天主義を採るようになった。此れは夜間行動をする遊牧民の採る方位である。北欧・西欧でも北
天主義の占星術から近代天文学を発展させた。

ただその北について、東洋では黄道の心から四方(四正)と四隅を画して八方と六方位を採って真北を決したが、西洋
では「子」の方位を赤道の心、つまり地軸主義から子午線を採った。このため両者は角度にして約11度ズレてしまう。

また暦法の北は本来は冬至点であり、「子の方角」に合致しなければならない。其れは個別の定点で太陽が南中する
逆(日受け)方位であり、此れを古来「真北」と言った。所が天文台では此れを特定する事が出来ないので西洋占星術
から「正北」としたが、其の定義を明示できないので問題です。

此れは「史記」に出てくる概念でもあるから混乱を招く。その「正北」に略近いのがGPS北である。其れに対して「磁北」
があり、此れはコンパスの磁針の指す方位ですが、各地で偏角によるバラツキがあるため、大阪の場合では子午線ま
たは「正北」から西に6.4度傾く。

だがこのコンパスと言う代物はコロンブスを迷わせ、日本を目指したのにアメリカ大陸に行かせ、其処をインドと勘違い
させたほど当てにならないオモチャであり、方位の指針としては無能だ。其れを近代科学は従来から全ての指針として
使って来たのですから科学の素性は幼稚であり今後も危うい。其の外に地図に表示された図北(方眼北)がある。

此れは丸い地球をメルカトル図法などで方形に仕切ったものなので、実際の北とは違う方角を図示する事となる。この
様に各種の北があるが、更なる問題は、それらの内のどの北を示しているかを地図や測量図に明示していない点であ
る。さて、先の方位角に戻る。此れは先の南北の外に天地の違いがある。

例えば天文図を紙に書いて机の上に置けば天地が逆になったり東西が逆になるので注意を要する。日本では古来、
方位は子から午へと時計回りに進むものだった。従って天に対する天文図の場合は東西が逆になる訳です。この点で
は寺社の曼荼羅でも混乱が見られる。天と地とでは逆転すべきだと思うのだがそうなっていないので混乱する。

近代科学では例えば天文でも測量などでも天地を一緒クタにしているので困る。更に基点の問題です。東洋では真北
(または真南)から時計回りする(時刻法)が、西洋式では東の春分点から反時計回りで360度進むので誤解の元とな
る。ですから前方後円墳の角度を見る場合など、誰でも最初は此処でひっかかり勘違いを起こす事になるでしょう。

其の点、方位角よりも時計の文字盤によって時刻方位で決めるとか、円暦の月日で示した方が遥かに合理的で間違
いがない。ただ時刻には12時間と24時間法があるので誤解を生みやすい。とは言え、今の西洋型日本社会では方位
よりも数字万能主義ですから何を言っても無駄なようです。

方暦と円暦-------天界は円形であり自然界も丸い。よって神の暦も円形である。其れに対して地界に生きる人界
では方形を基本として来た。特に人間を管理するカレンダーは記号や数字を四角に並べて、曜日や数字で他人に約束
させて支配し管理するカレンダーとなる。其れが現在の殆どのカレンダーです。

フォトン・ベルト・・・・・・・・・以下、引用文。フォトン・ベルトは存在しない。「フォトン・ベルトに関するリンク集」という記
事は去年の10月に掲載したものだが、どういうわけか毎日コンスタントに数十人の来訪者がいる(ページビューではなく
実数で)。検索経由でトップページの10分の1前後のアクセスがあるという状態が長く続いている。

つまり、それだけ「フォトン・ベルト情報」に関心を持っている人がいるということなのだろう。自分自身はフォトン・ベルト
は「絶対にありえない」と思っている。とはいっても、こういう話そのものが嫌いなわけではない。別に「疑似科学信奉
者」でもなければ、逆に「反・疑似科学の宣教師」にもなりたくない。

今の科学でわからないこともあるだろうと思うし、ヒステリックに「疑似科学」を攻撃するのも、一種の宗教にしか見えな
い。だが、話のつじつまが合ってないとか、実態にそぐわない場合は、淡々と「それ、おかしいやん」と否定せざるを得
ないわけである。

まあ世の中には「スケプティック(懐疑主義)」とか「とんでも批判」という系列のサイトがあって、『神々の指紋』とか『聖書
の暗号』とかについては批判的検証を詳細に行なっている(一部はヒステリックなものもあるようだが)。しかし、フォト
ン・ベルトについては日本語のまとまった反論が少ないように思われる。

おおざっぱにまとめてしまうと、フォトン・ベルト物語とは、「2万6000年に2回、各2000年ずつフォトン(光子)の帯の中に
太陽系が突入する。そのとき夜はなくなり、人類は進化し、悟った生命体になる。それをアセンションという。その時期
はまもなくやってくる(2012年12月23日とか)」というのがおおざっぱなストーリーだ。

ところが、これはどうしても裏付けが取れないのである。結論として、フォトンベルトは存在し得ない。以上、http://
kotonoha.main.jp/2004/09/24photon-belt.htmlから引用した。

(ボウ)・・・・・・・シトミ。御堂の格子状の建具のこと。単なる格子や建具ではなく、四周を観測する目的で設定され
た方眼の目を持つ建具でした。従って古来、「シトミ」を蔀(ボウ)とする天文単位の呼称として来た。此れは例えば76
年に一度確認できるハレー彗星から76年を1蔀としたものである。また76×28宿で2128年となる。

また天極に対する黄道12宮と12星座の角度が30°であり、従って30×72=2160年であり、此れも天文単位で1
蔀(ボウ)と呼んだので注意を要する。

星座は機械的に一定速度で移動するように見えるけれども、2160年で其の位置が30°も移動してしまう(下記の「御
堂」、及び別頁の「月読み」を参照)。だから見えにくい星を追っていては混乱し易く神経も疲れてヨミの世界となる。

北極星・・・・・・・赤道の円の中心・即ち地軸の先にある北天の中心星で有る。ただ天の北極点からは少しづつズレ
が進んでいる。

北天星座・・・・・・欧米化が進んだ日本には今や星の観測を主とした天文台やプラネタリウムが各地に続々と出来
ました。また其れに伴って星の愛好家が増えたが、日本で実際に星が観測できるのは冬の星座だけですから問題で
す。ですが望遠鏡があれば全天に21ヶの一等星の内、運が良ければ一度に7ヶが見られる。

或いは「星の色もカラフルで楽しい」と思える時もあるでしょう。月明かりのない夕方から街灯の光りの少ない所では肉
眼で三等星くらいまでは観察できる。因みに04/12/12が新月なので最適。星座盤があれば良いが、ない場合には方位
で見る。四方を確認するには、先ず最も分かり易いオリオン座から確認する。

其の近くに冬の大三角形が有る。オリオン座のベテルギウスと、大犬座のシリウス、仔犬座のプロキオンが大きな三角
形となって目立っています。次はシリウスとベテルギウスの延長線上にカペラが有り、其の先に北極星が有る。

此れは小さいので見えにくいが、W形のカシオペアと北斗七星の関係位置から確認する方法を学校で習っているかと
思います。その外、冬の夜空で見つけ易い星座はおうし座、双子座、御者座などです(以上、この項はJAFMate2000/
04/12から一部引用した)。

北天主義・・・・・・神を日月星の何れとするかで三大暦法となったように、神の位置によって方位の採り方も違って
来る。神を太陽とした日本や古代シナの場合は「天子南面」の原則から南天主義を採った。

其れに対して、神が夜空の不動の星、つまり北極星であるとしたのが北天主義であり、此れは結果として赤道中心主
義、地軸主義となった(歴史のないメートル法もこの観念)。

獣もまた夜行性であり、従って砂漠の遊牧民は夜間行動を主として来たし、海洋民も夜半・早朝性があり、夜空の星の
位置を手がかりに行動した。軍隊や武士も同様だった。よって「天子南面」に対して、臣下は北面した。星族(別項を参
照)の特徴は此処にある。鎌倉時代、天皇に仕えた武士を「北面の武士」と言ったのは其の種の分限である。

因みに、現代日本人も都会人は夜行性となり、24時間営業のコンビニも全国に広がった通りホタル火のような星灯り
の都市化が進んだ。よって地図は北を天とする図北主義が定着した。これ等が黄泉の北天主義である。

何れにせよ、方位の基準が「北」としても、其れが子午線、南北線から北の位置、つまり「子の方角」に北極星を決定す
るのか、それとも磁北であるのかどうかさえ明示しない市販の地図や測量図が雑居したまま放置されているのが今の
文化不毛の日本偽装社会である。

★北斗七星・・・・・妙見菩薩。北斗妙見信仰。及び欧米のラッキーセブン信仰。

北斗七星と28宿・・・・・北斗妙見は一晩の間に移動して天空を一巡するので夜見の天体時計であり、また一年の
暦版でした。昔の修験者や山賊・海賊は、こうした北斗七星や星座を天空の四方に七星座として配分し、合わせて28
宿として一ヶ月に移動する月の動きを重ねて暦法や夜間行動の目安とした。

28宿はまた地球から見て太陽の通る宿として固有の星座を指定したものとも言える(此れはまた月の一巡する数字に
も略合致する)。さて天空のみならず地上にも28宿があり、例えば葛城には友ヶ島から亀の尾まで28宿があるが、此
れは全体を葛城の1/4の箇所に集約したものであり、其の軸足は淡路島の篝かがり場山(244m)である。

でも其れが忘れられてからこの宿には、経塚(法華経や陀羅尼などを埋納した)が建てられて巡礼たちが読経する場と
なり、更に今はダイヤモンドトレールと言う大阪府のハイキングコースに変わっている。

★星族のカレンダー・・・・・純粋の星暦、即ち太陰暦は、星を基準としたイスラム暦などである。其れに対して江戸時
代まで使われた旧暦、即ち太陰太陽暦は月を基準として太陽と整合させた暦である。それに対して明治以後の日本が
採用しているカレンダー(西暦)は太陽暦と言うものの偽物である。

此れは恒星を基準にした単なる数式のカトリックのカレンダーである。しかし星を基準にしようにも日本では星空がハッ
キリ確認できる事はない。だから誤魔化し易い。このため日本は古来太陽を基準とし、またそれ以外の月や星に頼る
方式を夜見、即ち黄泉暦として来ました。つまり星暦(西暦)は夜行性の人々や軍隊用のカレンダーでしかない。

日本に此の軍隊カレンダーを使わせれば月の周期で営む農業を破壊出来たし、全国民を七曜の週単位で動く、ヒツジ
のようにオトナシイ納税ロボットにする事が出来た。

★星族の国旗・・・・・米国の国旗は例えば星条旗(スターズ・アンド・ストライプス)であり、国防総省の建物まで星型(ペ
ンタゴン)であり、この俗習は西欧諸国も略同様である。無論、外国であれば其れが適法と言う物である。よって現・中
国政府もそれに対抗するように五星紅旗を掲げ、北朝鮮やアジア諸国も星のマークを掲げ始めた。

このように戦乱の時代は凡そ星の旗を掲げる国が目立つ。だが星の見えない日本では星を基準としてはならない。

星族が作った20世紀・・・・・ロシアに大敗したトルコ帝国は1915年から150万人のアルメニア人を虐殺し、
次いでヒットラーはユダヤ人をホロコーストした。スターリンも負けずに「大粛清」を行い、中国共産党も大量虐殺したが
押し黙っている(日本に濡れ衣を着せている)。

カンボジアではポル・ポト政権が自国民を大量虐殺したし、ルワンダではツチ族が虐殺された。旧ユーゴではミロシェビ
ッチ元大統領が「民族浄化」と言う国家犯罪を犯した。このように20世紀は大量虐殺の世紀でした。星を神と信じる
人々が先の20世紀を戦乱の世紀としたのです。

其れに加え、科学者たちが原水爆やミサイルと言う大量殺人兵器を挙って開発した。日本を先ず世界初の原爆の標
的にして非戦闘員30万人を無差別殺戮した。此れは人類とか科学の進歩発展ではなく、好戦的で他者破壊を好む星
族(別項参照)の狂気的暴走でしかなかった。

彼らが20世紀を戦乱と破壊の世紀とした責任を取れない事は明白であるが、更にこの先21世紀を彼ら以外の人類を
絶滅させる計画である(未来カレンダーを参照)。

星族のエスカレート・・・・・ギリシャから五輪が始まったように、西欧社会では何時の時代でもゲームやスポーツが
多数の人々を湧かせる。スポーツも元々スティタスではなくて奴隷管理法、及び軍事訓練の一環でした。でも単なるゲ
ームよりも必ず銭で勝敗を賭けた博打へとエスカレートする。だからスポーツだって博打を絡めなければ興奮しない。

元々彼らは奴隷同士を戦わせて楽しんだ。でももっと刺激的なのは狩であり、更には人殺しゲームであり、更に究極と
なるのは殺人兵器を次々開発しては実験する戦争である。このようにこの星社会では何時の時代も好戦的にエスカレ
ートする宿命を持つ。

★星族・・・・・・星明りに頼る暗闇の世界の民族。

星族のカード化システム・・・・・此処はたった一つの正義を標榜する狭量な監視社会であり、常に統制・管理・一元
化が図られる。従って軍事や金融は無論の事、商品流通や人民管理、選挙・徴税システムもカード化が進む。其のカ
ード化を「進歩発展」と誤信する目出度い日本人が多いのでユダヤ金融にとっては有り難い限りです。

星族の心・・・・・同じ人類でも多種あって、星の民は少年のような純真さと、ギャングのような残忍性の二面性があ
る。此れは一元的な一神教ゆえに、神や牧師に対しては大人しい羊になりきれる面と、其れとは対立し、逆にある存在
には敵や悪魔と見なして蛮勇を奮って戦う、好戦的な側面(二面性)もある点です。

よって此処は普通、「二元論の世界」と見なされるが、実は一元的世界の表裏と言えよう。

星族の習性・・・・・・定住せずに草原を移動する習性である。或いは武器を持ち歩いて獲物を捕まえる本能である。
赤い星の帝国・ソ連は崩壊したが、其の亡霊はロシアである。其れに対して米国は自ら「世界の警察官」を気取ってベ
トナムやアフガニスタンやイラクなど、他国を平気で蹂躙し、侵略した。

だから同じように赤い星を戴く北朝鮮も負けずに反発し、犬の遠吠えの如く威嚇する訳だ。また青い星を戴くイスラエル
は建国前も後も、パレスチナを侵略して来た。此れは同じ星の米国を味方につけた暴走である。

このため異星に侵略されたアフガニスタンなどは23年間、戦争と破壊とを繰り返し、今尚武器と共に暮らしている(エコ
ノミックアニマルの日本人は米国債を枕に寝て暮らすが)。

星の周期・・・・・・地球と太陽星の巡りは1年、即ち365日同じなので1とすれば、月(朔望月)は29.53日周期で
変わります。惑星では金星が225日、水星は88日、火星は687日、木星は4332日で元に戻るが、此の木星を360
度で割れば約12となる。古人たちは此の事から12エト(または天球、星座)を一周する歳星として捉えた。

其の外では土星が10758日なので、此れを360度の円で割れば29.88日、つまり約30年となる。また先の12と、こ
の30を掛ければ360度となり、方位と数字とが整合したのです。因みに太陽が銀河を周回する一年は地球の25800
〜25920年になる。

こうした周期と言う事実は数字で示すことも出来るものの、其れは方位と言う整合性がなければ意味が無い。しかしユ
ダヤ・イスラム暦など太陰暦がやがて数字だけを追う事となり、欧米流の物質科学もまた方位無視と言う点では同じで
あり、更にモノカネ主義で心まで軽視して現在のように蒙昧で誤魔化しの多いデジタル化とカード化とした。

星族の正義・・・・・星族は「神=正義」とする。この観念は衝動的なエネルギーとなって人を動かす面もあるが、広
い世界にはその神を認めない他の一神教や多神教圏の人達のほうが多い。此のためそうした異教徒に対して彼らは
自ら考えた一面的な「正義」による聖戦の名の下に残虐行為を繰り返して来た。

つまりこの「神=正義」の観念は残虐・非道の行為にブレーキとはならず、悪魔的な行為を常に正当化させると言う危
険思想(異教性=イデオロギー)である。例えばイスラエルはパレスチナを挑発して置いて、其処から石ツブテが有れ
ば毎回機関銃を乱射し、テロに対してはミサイルをぶち込んで来た。

そうした卑劣な行為に加えて今回はテロ防止策と言って、総延長600kmのコンクリートの壁建設を進めている。此れは
現代版「万里の長城」であるが、国境をはみ出してパレスチナ側に深く入った所に勝手に武力で建設するものであり、
「憎しみを増幅する壁」となろう。

戦後暫くはユダヤ人に対する同情があったが、こんな勝手な振る舞いを続ければもう世界の同情はなく、イスラエルに
対する憎しみと反感へと変わって行くだろう。こう述べた後の06/1月にはシャロンが遂にダウンした。此れまでの人殺し
と「ガザ開放」というニセ和平が原因に違いない。

更に06/7/12〜8/12日にはレバノンを侵略して1000人を無差別虐殺したが、今も尚、クラスター爆弾による被害が続
く。

星族は専制君主・・・・・月の世界は悪平等の正義、つまり小田原評定の世界であるから問題先送りである。それに
対して星は即断・即決を特徴とする。軍隊の場合も上意下達の命令系統の一元化が至上の命題である。このため星
の世界は統一がテーマであり、一元化と階級性に正当性がある。

例えばローマ帝国は帝国主義であり、モンゴルも専制君主の独裁国家でした。現代社会でもかつてのソ連が同類であ
り、今のトルコや北朝鮮も同類である。日本のお役所も縦割り・上意下達の観念を主権者である国民にまで及ぼそうと
努力しているが、其れは此の辺りの読み違えからであり、それが病巣になって腐敗を早めるだろう。

★星族の闘争性・残虐性・・・・・・一神教のこの社会では、ある種の脅迫観念から、あらゆる面で「敵か味方か」を問
い、そうして必要以上に敵対関係を作り上げて、やがて「不倶戴天の敵」、つまり同じ天を戴かず、と言う強い憎悪を煮
詰めて其の敵と戦い、滅ぼそうと画策する。

しかもそのレッテルを貼った相手に対しては容赦なく残虐行為を続けるか、徹底的に破壊し滅ぼす。渡来人や密航者
が日本で残忍・凶悪な行為を平気で実行できるのも此の異教性(イデオロギー)のためだ。

星族のヒーローはプロパガンダで作られる・・・・・星の社会では英才をエリートとして共同体で支え、育てる美風が有
るが、反面では全体の為にヒーローが彗星の如く拵えられるケースが多い。例えばイラク捕虜となった女性兵士(リンチ
上等兵)の救出劇は手軽なヤラセだった。

彼女は米国に2003/7/22に凱旋したが、ブッシュの不人気を挽回する役柄に再度使われた。此処ではエリートもエース
もスター(星)も、ヒーローも、そしてニュースさえ一方的なプロパガンダの情報操作のために作られ使われるのである。

星族の生なりわい遊牧・キャラバン・漁労・航海・海賊・・・・・・星族の生業は狩猟、採集、遊牧、牧畜、キャラバ
ン、騎馬軍団、漁業、海賊、金融、賭博(競技等)・・・・等である。何れも自由で広大な地域がなければ成り立たない。

其れに対して今の資本主義社会は自由化の旗の下で行われる私有化と貨幣価値偏重市場であり、此れを現代では
進歩・発展と誤認している。だが、それでは人類の共存から遠ざかるだろう。西洋史を見ても土地の私有化よりも国境
を設けない時代の方が遥かに永かった。

当時の彼等は遊牧や海賊が生業であり、そのためには自由に移動できる場(空間)が必須の大前提だった。その前提
の上に、彼等は機動力を発揮出来た。所が大航海時代以後は、欧州列強が挙って切り取り放題でアフリカや中南米・
新大陸を植民地化し、其れまで自由だった中東やオーストラリアも勝手に線引きをして新たな国境を作ってしまった。

また近年ではIMF(国際通貨基金)や世界銀行がモンゴルに対して圧力を掛けて土地私有制へ移行させようとしてい
る。だが常に「自由化」を標榜する彼らが、他方では自己の支配が及ぶ足元を自ら「自縛」(不自由化)し、其れを「民主
化」と言うのは欺瞞であると同時に、自由な地で遊牧をして来た生い立ちや生業を自ら否定する事になる。

そうした呪縛と矛盾から自ら紛争を拡大生産している現実は皮肉であり、他国にとってはこの上ない迷惑である。

星族(星読み)世界観・・・・・・キリストはイスカリオテのユダに向かって「君の星はあれだ」と言って感動させた
(ユダの福音書)。彼らは各人が固有の星を持っていると信じている。こうした星族(白人と欧米人)は古来、宗教を広め
るためとして多くの闘いの歴史を作った。

また多くの文明をスクラップ&ビルドで破壊し滅ぼして来たが、此れまでは軍事目的と絡めてロケット開発を進め、これ
からは地球を見限って宇宙開発を目論んで今後更に発展させようとしている。特にキリスト教では、この世の終りの時
に、神は信徒を「空中軽挙」すると信じて来た。

よって、此れらの理由から天文と言えば星座観測を主とし、宇宙開発と言えばロケットやミサイルに強い執着を示す。
2004/1/3、NASAは火星探査ロケットを火星に着陸させた。第一番の関心事は「其処に水があるかどうか」でした。他
方、シナでは昔から月を祭って来たが、中共政府になると五星紅旗を国旗とする立派な星族となった。

よって日本より先に2003/3/25に無人宇宙船を打ち上げたが、此れが初めてではなく、三度目の成功となったもの。そ
れに対して「科学技術立国」を看板とした日本は人工衛星さえ毎回失敗と言う体たらくである。

星族は古来、多くの文明を破壊し滅ぼして来たが、これからは地球を見限って月星を彼らの新大陸(新天地)、つまり
次の草刈場として収奪し、使い捨てようと企たくらむ。でも此れこそ彼らのエゴにしか過ぎず、決して彼らの神でさえ認めな
いだろう。キリスト教は「愛のない行為」を罪として戒めているからである。    

★星族の文明は火と金・・・・・・星が頼る武器は鉄器であり、このため金属文明を栄えさせた。金属器は火力によって
錬成する。従って火力から作る馬の蹄鉄作りから刀剣などの武器文明やガラス文明を広げたし、其のため鉄筋作りの
建築法で近代化したビルに発展させ、全面ガラスに仕上げた。

ただ鉄は強いが錆びる宿命があり、またガラスは明るいが一度割れて放置されれば諸生物を何時までも苦しめるし、
地震や台風の場合には大量の凶器ともなる危険極まりない魔物の文明である。

星族の命令・・・・・星の世界では唯一神の「正義」を絶対視する。星の世界は単純な世界なので一筋の命令系統を
通じて簡単な数字によって一元的な命令を下す。数字はハッキリしているために命令の間違いが少ない。このため星
の国の政府も縦割りとなり、日本の場合も「省あって国なし」の縦割り、上意下達の縄張り行政が幅を利かす。

特に欧米社会では軍隊的な一元支配の指揮・命令系統から統一支配・管理するので、階級社会を構成し、人間関係も
指示的・一方通行的な命令関係が普通となるため、命令伝達はスピードがあるが、それ以外は駄目である。「話し合
い」や「妥協」は排除されるため、命令に従うか不服従かで権利と権利のぶつかり合いの訴訟社会が当たり前となる。

此れは、月世界が小田原評定のような多弁・根回し・談合社会を重視するのとは好対照である。星族は広域の多様な
仕組みを分断して国際化・一元化する事でグローバル支配する。従って其処の住民は問答無用の凶悪犯や粗暴犯と
して、事件事故を起こしたり、或いは正邪を争って訴訟問題とする。

星族のリズム感・・・・・強弱がハッキリしていて単調な行進曲が彼らのリズムである。2拍子か4拍子。或いはジャズ
や激しいロックのリズムやサンバのリズムで腰をくねらせて踊る。メロディ(旋律)やハーモニィ(和音)よりも体感的なリ
ズム主義である。

光から遠い暗闇でも、或いは人と人との間に言葉が貧しくても、リズムで一体化すれば目的に沿うのです。

★星次祭・・・・・・定期的に星を祭る(観測する)祭り。月次祭(月並み祭り)は毎月(旧暦)の15日、即ち満月の晩に行
われる月齢(月例)祭であるのに対して、星次祭は月のない新月の晩、即ち旧暦で言う月初め(1日、朔)に行う定例祭
となる。月のない夜空には星が普段以上に輝くから観測に好都合なのだ。

このように月と星とは両立しない。仏教とキリスト教のように、また、月暦と星暦のように、或いはアラブとユダヤのよう
に対立し、お互いに両立が無理な事から星祭は「不倶戴天」の敵対関係の中にある。

★星祭り・・・・・・上記の「星次祭」の事であるが普通は節分の頃に行う祭事を言う。外にも七夕祭り、七曜祭(真言
宗)、妙見祭(日蓮宗)、六曜祭、9星祭、28星祭、72星祭、老人星祭、太白星祭、斗辰星祭(四方拝の首座)・・・・等
があるが、朝廷の記録では占星台を作った天武天皇から星祭りを始めた。

また民間ではシナから大化元(645)年に堺市に来た法道仙人が妙見信仰を広めた。次は貞観年間に弓削某が星祭
をしたとの記録があり、陰陽道や道教の色彩が強く、その後は天台・真言の密教で行ったものがあり、外にも世俗的な
占星術として、個人の生まれ年を見て当年星として祭る属星祭(奠てん星供)が多く行われた。

真言密教や北斗妙見(日蓮宗)なども星祭信仰である。夜間の事もあって星祭の多くは火祭りを伴う。民間に伝わった
甲子、庚申講なども此の部類かと思われる。無論クリスマスも今は星祭り(ベツレヘムの星を参照)である。




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