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  日知り    V屋根2


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D軟水を使うのはケチか贅沢か

水道水は色んな成分が混合した、硬水に近い水質ですが、雨水は軟水ですからお風呂に使えば、実にマッタリとした
触感の湯になり、石鹸の泡立ちが良く、しかも洗い上がりがスッキリして、肌がツルツルになり、肌荒れをなくしますか
ら、「美人を作る」湯と言えます。

其の点、今の温泉は原湯を水道水でシャブシャブに薄めて、しかも循環式でリサイクルを繰り返してレジオネラ菌の培
養池と化している所が多かった。一般家庭でも複合汚染の河川の水や下水を浄化したリサイクル水に入浴するしかな
かった。

そうした此れまでの暮らしと比べれば、この天水風呂は在来とは全く別の実に清潔な水であり、温泉よりも贅沢な風呂
と言えます。他の誰も、見た事も体験した事もない風呂に浸かるのはケチではなくて最高の贅沢(ステイタス)と言えま
す。

また雨水を洗濯に使えば石鹸の泡立ちが良く、ススギも楽で早く終わりますので、風呂にも洗濯にも水道水より適した
水であり、「肌に優しい水」です。でも此のような実体験を味わっていない未経験者たちは雨水利用者を「ケチ臭い人」、
と見下すかも知れません。

だが体験してみると実に優雅な気分であり、またこの様な軟水を浴びるほど使うのは直ぐ誰にでも真似が出来ない贅
沢な暮らしです。

E雨水は腐らない

水道水や井戸水が腐るのに対して雨水は殆ど蒸留水ですから、譬え酸性雨であっても腐りません。さて、最近ではカッ
ト野菜に人気が出て来たので其の洗浄にオゾン水を作る装置を売り出したメーカーがあり、或いはスーパーでは水道
水を電気分解して酸性水を作り、其れで食品の洗浄と消毒に使い出しました。

水を電解すれば当然、残りはアルカリイオン水となるのですが、其れは洗浄水として使えず不要な水でした。他方、世
間ではこのアルカリイオン水が「健康に良い」と言う評判になって来たのです。其処でスーパーでは、「下水に流すより
顧客にサービスになる」として無料か100円程度で出している(水道関係者の談話から)。

ですから其れなら初めから腐らない雨水で洗ったり飲んだりする方が合理的と言うものです。

F温水器として

V屋根の雨水は年間を通じて天日で温められますので冬季以外は常温よりも高く、従って多くの場合、お風呂や洗濯
に温水を使える事になります。そしてこの水を何にも使わない場合でも、V屋根の水は夏季に屋根が焼け付くように高
温になる事を防ぎます。

ですから言わば、其の天然クーラーの力で屋内は「頭寒足熱」効果によって全体的に涼しくなるでしょうから「省エネ」、
つまり電気代がかなり節約出来る事になります。

Gガーデニングと洗車用水として 
庭木への散水には水道水よりも天然の雨水のほうが適しており、また車の洗車の場合も、必ずしも上水道を使う必要
性はない訳ですからこの雨水で十分と言えます。


H天然のクーラー(省エネ効果)
この水を何にも使わない場合でも、V屋根に保水した水は夏季に屋根が焼け付くように高温になる事を防ぎますので、
屋内は言わば、天然のクーラーの力によって、「頭寒足熱」効果となり、屋内全体を涼しくするでしょう。

ですから冷房のために消費する分のガス代か電気代が安上がりになると言う「省エネ」効果が有ります。いや初めから
冷暖房設備そのものが「無用」になるかも知れません。

I防火用水として

V屋根のに保水した水を上記の何れの用途にも一切利用しない場合でも、其処に水がある限りは防火用水としての役
目を果たし続けます。とすれば、V屋根ならば「消防署も無用」となる訳ですから旧来型の山形建物よりも国益となる筈
ですし、将来は減税や助成策を期待出来るかも知れません。

例えば05/2/13にマドリードで32階のビルが全焼した。原因は電気系統のトラブルと推定される。とすればスプリ
ンクラーが効かなかったのでしょう。高層ビルでは消防自動車の放水機の水も届かない。かつてニュージャパンの火災
でもスプリンクラーが作動しなかった。

このように電気も停電があり、消防車もスプリンクラーも当てにはならない以上、高層ビルならば特にビル火災防止
ため、V屋根が必要要件となるでしょう。


J耐震効果

従来の建物は以下2つの理由で耐震性がないものです。一つは屋根が重たい事。第二として重心が高い事です。コン
クリートの陸屋根や瓦葺の建物はかなり重いものです。しかもコンクリートや瓦が崩落すれば危険ですがそれに対して
V屋根は軽い屋根です。

しかも水は地震でこぼれて火事を消し止める事はあっても、人を殺傷するモノでは有りません。そして山形の屋根は建
物よりも上に三角形を造って突き出た形ですから重心が高いのに対して、V屋根の場合は山形屋根とは逆に、三角形
が下向きになりますので、重心のレベルが低く安定します。ですから地震の揺れに対する耐震効果を齎します。

しかも其処に多少水が溜まっていれば、水が振動に対して逆らうように働きますし、また動いても常に元の位置に戻ろ
うとする復帰性によって横揺れ防止に強く作用しますので、結果として其の建物をより安全に守るでしょう。

K屋上庭園(屋上緑化)

国が行った調査によると、東京の年平均気温は過去100年間に比べて、今は約3℃も上昇しています。酷暑だった昨0
4年の夏は、区部の八箇所で日本観測史上最高の40.8℃を上回る気温を観測するなど、ヒートアイランドが顕著になっ
ています。

其れに対して夏季の芝生の地表面温度は、土と比べて平均で8℃も低なるなど、一定の冷却効果が確認されていま
す。よって今後は建物の新・増改築時に屋上面積の二割以上の緑化を義務付ける「緑化計画書制度」(2002年度に導
入)となり、緑によって東京を冷ます取り組みでヒートアイランド現象の緩和を期待するものとした訳です。

この関連記事はhttp://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050101/mng_____sya_____015.shtm  以上はhttp://plaza.
rakuten.co.jp/eco30/ → http://www.mag2.com/m/0000116377.htm  日本コパック(株) より引用。

今度の法改正では、此れを工場の屋根の緑化部分についても工場敷地の緑化面積に加えても良い事になった。ただ
工場などの屋根は折板葺きが多く、此れは構造的に弱いので補強しなければなりません。その上で1u当たり2〜2.
5万円の緑化費用が掛かると言われます。ですが、室温をかなり下げるので省エネ効果が有ります。

普通の山形屋根の上に屋上庭園を作るのは無理ですが、陸屋根ならば屋上緑化も可能です。其処にこのV屋根を部
分的に採り入れた場合は、簡単に屋上に水辺のある庭園を実現出来ます。

庭園にとって水辺が必須の要件である以上、V屋根が其の庭園を守り維持するのに重要な役割を担うでしょうし、また
庭園ではなくて屋根を全てV屋根にすれば緑化と同様か、其れに倍する省エネ効果が期待出来ます。


L都市洪水を防止する妙案です。

昔は各地に棚田や水田地帯が広がっていましたので、大雨が降っても其れを一時蓄えて水害を防ぐ役割を果たしてく
れました。所が近代化に伴って農村が町になり、町中から緑地を削って、其の地面を埋めてコンクリートやアスファルト
で覆ったり、ビルや住宅を多数群立させました。

近代化は、大自然に対して不自然な事を大急ぎで無秩序にして来た時代でした。其の人為的なツケが色々出て来まし
た。其の一つが近年の都市洪水です。夏季になると大都市への集中豪雨が各地で頻発するようになりました。

そうさせた原因として災害の後で気象庁やマスコミは言い訳としてしばしば「異常気象」とか「地球温暖化」のせいにして
来ましたが、其れを防止する知恵が行政にはなく、また民間にも此れまでは手立てがなかった。人為的なツケなのか、
それとも天災なのか、何れにせよ、有効な解決策はまだない。

無論此れまでの日本は、都市の郊外に巨大ダムを多数造って来ましたが、都市洪水防止にも効果は殆どなかった訳
です。ですから其のための緊急対策が迫られています。

でも現状は、都心は言うに及ばず大阪市の場合も、指定の避難所の21ヶ所が豪雨で「最悪2m浸水」する恐れが有っ
て避難所として使えない事が分かった(04/10/7毎日新聞)と言った状況です。其れに対してこの上更にダムを造る事
も、また大都市の直下に巨大ダム・地下構築物を造る事も無理な時代となりました。

巨大ダムへの反省とコスト高の問題から何れも困難です。ですから、このV屋根に代役を期待するしか有りません。各
地の建物がV屋根になり、保水する場が増えれば、V屋根は都市の棚田のように働くでしょう。そうすれば大掛かりなダ
ムや地下構築物を新たに造らなくても都市洪水を減少させる。

とすればV屋根建築がこの種の問題打開のキーポイントになって来ます。


Mヒートアイランド化を防止する。

上記の問題と絡んで、繰り返しになりますが大都市では「ヒートアイランド現象」が深刻化して来ました。此れは、都市の
アスファルト道路の加熱と車の排気ガスに加えて、高層建築のコンクリートジャングル化の中から空冷エアコンの余熱
が多量に放出されるためです。

何れにせよ、 人間の作った「熱が作り出す公害」として尚も加速化して行くと予測されますが、「快適さ」を求めた筈の
都市生活が実は逆に不快な都市に変貌させると言う皮肉な現象になって来ました。其の点、先ほどの都市の「屋上緑
化」は其れを緩和するものの、コスト高となりますから譬え自治体が補助金を出しても中々広がらないでしょう。

其れに対してV屋根は省エネ、建築コスト、健康問題、水問題を一石二鳥で解決するでしょうから、地域全体にもこのV
屋根建物が増えれば、上記のGHJKetc.と同様に、大都市の「ヒートアイランド現象」を防止する効果も大きいと期
待出来ます。

特に日本は、CO2削減目標を90年比で2010年まで6%削減としていたが、現実は逆に4.1〜4.6%上昇すると試
算を修正しました。目標達成からハッキリ遠ざかった事を認めた(2004/4/17環境省)訳ですが、自ら提案した京
都議定書を自らホゴにしては諸外国にだけ実行を期待すると言うのでしょうか。

寧ろ、逆に自ら提案した議定書に縛られて、自ら環境権を買い取る側になると心配になります。


N融雪システムとなる

冬季の豪雪地帯では、屋根に積った雪を其のつど「雪下ろし」する危険な重労働を一体誰がするのか、と言う人手の
心配に加えて、其の降ろした雪を何処に捨てるか、と言うスペースの問題がいつも付き纏います。大きな排水路とか排
出車両と作業をする人手と処分地も必要です。

特に05年末から06年初は予報に反して豪雪となり、死者57(1/6現在)に達した(「豪雪事故防止」を参照)。各地で
家屋の倒壊があり、また屋根の雪が道路を埋めたり秋田新幹線をも埋めました。豪雪を雪害として其の対策を迫って
いるが妙案はない。

其の点、当会ではずっと前から雪を害とせずに、無理なく活用するプランとしてこのV屋根を提唱して来ました。このV
屋根であれば、「頭寒足熱」の自然の働きで屋内の暖気が屋根の積雪を溶かして無理なく自動的に水に変える、最も
シンプルな省エネ融雪装置となり、しかも其れが自然落下式で自家用水道として活用できる。

ですから除雪作業も、雪の処分地を確保する必要もない上に、V屋根凍結しても破損しない構造になっているのも大
きな強みです。旧来の箱型や筒型のタンクは凍結すれば破損するのに対して、V屋根は氷が上に浮き上がる仕組み
のため安心な上、其れが凍結しない自家用の水道水となるものです。

夕張市は財政再建団体となって1年目の08/3/3日、屋内温水プールの屋根が雪の重みで崩落してしまった。此れがも
しV屋根であったら、潰れる事はなく、しかも新鮮な雪解け水や雨水をプールの水として有効利用する事が出来た筈で
す。



O台風に強い

風と言うのは上から下へ吹き降ろす力よりも、下から吹き上げる力の方が強く建物に作用します。其の点で従来の山
形屋根は風に弱い構造です。このため下から屋根が捲り上げられ、剥がされたり飛ばされる事故が有りました。
例えば06年には宮崎や北海道で竜巻被害があった。

喩えドップラーレーダーを設置して予報が出たとしても、従来の屋根ではどうしようも有りません。台風も竜巻も避ける
訳には行きません。しかも、山形屋根の形は飛行機の翼に似て、上に凸型ですから風に向かって浮力を付ける翼と同
様に、風が吹いたら舞い上がり易い。

其れに比べればV屋根は逆の形ですから安心です。V屋根は構造的に見て、風があれば下に押し下げられ、沈むよう
になっているからです。


P危機管理の第一

このようにV屋根は、保水能力に加えて防風防火融雪耐震装置としても効果が期待出来る外、都市洪水水不足
にも強いから安心です。

例えば地震の時のV屋根は、従来型の屋根とは逆の形ですから重心が低く、従って横揺れを防いで建物を守ります
し、更に省エネ電気水道代の節約にもなり、其の上、新鮮で安全な水を蓄え、災害や停電で万一、公営水道が分断
されても自家供給出来ると言う安心面もありますから、最も基本的な危機管理システムと言えるでしょう。

Q(優雅なエコロジー)で感謝を取り戻せる。

昔はたいていの家の子供の仕事として、谷底から桶に水を汲んで毎日、日課として上の自宅まで運び上げたと言うよう
な苦労話を聞かされました。ですからやがて水道が通った時は随分感謝出来たと思います。でも、こうした文明の利器
が今となってはマイナスの面も見せています。

現代は水道が何処にも引かれているので、蛇口を捻れば当たり前のように湯水が出ますので誰も水に感謝しなくなっ
たので す。古来、日本人は、「水は天から貰い水」でした。或いは川上から川下に流れて来るものですから、一旦恵み
の雨として降った雨を人力で天へ戻す事も出来ず、川下から川上へ水を戻す事も大変な労力が要ります。

ですから古人は、もし子供たちが「湯水の如く」無駄に水を使ったり汚すのを見た時には「人の恩は返せるが、水の恩
は返せない」と言って戒めて来ました。資源を無駄にしないこうした心がけがあれば、他の面でも工夫するのでやがて
心優しく豊かな暮らしとなり、全てに感謝が生まれます。感謝の心掛けがあれば非行に走る子供も減るでしょう。

でも現代は当然のように出る水道の恩恵に浴しているため、「汚しても平気」な生活となりました。此れが心の荒廃と精
神の乱れを助長しているとも言えます。さて、井戸がなくてもV屋根を付ければ、井戸が有る暮らしと同様にゆったりし
た気持ちで生活出来るでしょう。

今は殆どの一般住宅では公営水道からの「貰い水」ですから、其れは水源を他に全面的に頼っている訳ですが、其れ
に感謝する事もない訳です。だが、V屋根が有れば他を当てにしなくても、「水は天から貰い水」を毎日感謝したり確か
めながら安心出来る暮らしを取り戻せるでしょう。

そして例えば夏のお風呂では温泉気分を味わえる事でしょう。此れはV屋根がない限り決して味わえないし、誰にでも
真似の出来ない贅沢な入浴です。そして、V屋根の水が使い切れない場合は、庭木への散水や車の洗車にも遠慮なく
その水を使えますので気持ちにゆとりが出る筈です。

また、そうなりますと、此れまでは雨天になると雨の被害を怖がったり嫌って、顔を曇らせて来た人も、V屋根を設置し
た後は、心が一変して、多分「雨が降るのも良い天気」と見る立場に変わって、次の雨をまた楽しみに待てるでしょう
し、「雨と遊べる」ようになるでしょう。

そして雨が降るほど「また一日余分にあの贅沢な天水風呂に入れる」と言う楽しみが増えますから、感謝の暮らしも効
用も持続します。此れがケチな節約を超えて、「エコロジーを楽しむ」優れた方法ではないか。


                                 


R離島でもエコロジー

もし土地が有ったとしても、「其処に家が建てられない」、と言う場合はだいたい道路がないとか、狭いとかの問題であ
り、次は水利ではないだろうか。そして仮に道路の問題が解決し、家を建てられるとなっても、公営の水道が其処まで
来ていない場合は生活出来ません。

或いは畑の中や山間部、其れに山の頂上や離島でも水利がなければ土地活用が出来ませんが、V屋根の建物にす
れば、水の心配のないエコロジカルな暮らしが可能となるでしょう。因みに08/2/3の朝日は「離島17日間、断水の教
訓」として海底送水管の主な事故を掲げた。

94年11月----長崎県の度島で海底送水管が破損し、断水。
95年5月----三重県の歌志島への海底送水管が破断し、同島と神島で12日間断水。
00年12月---宮城県の田代島への海底送水管で漏水。

01年3月----芸予地震で広島、愛媛両県の5島の海底送水管が壊れ、3日間断水。
01年5月----香川県の女木、男木島への海底送水管が破損し、漏水。
07/10月---三重県の神島への送水管が破損し、17日間、断水。

例え海上輸送で届いても、山の上までポンプアップしなければ水道として使えない。停電していれば大変です。都会の
ビルだって同じです。


Sその他として

a.雨水は、エネルギーが高い

天から降る雨は、腐った水に塩素ガスを封じ込めて暗がりの地べたの下を這いずり回ってやって来る水道水よりエネ
ルギーが遥かに高い。しかも新鮮で安全です。

b.温泉よりも内風呂

旅行は楽しいものですが折角よその風呂に出かけても温泉地にはニセ温泉など問題が多いと分かって来ました。例え
ば宮崎県の老人福祉施設の浴場でレジオネラ菌による死者が出たり、「名湯」道後温泉ではカルキ臭が問題となりまし
た。そして04年には、全国の温泉地の90%が循環風呂だった事が問題になって来た。

また、信州の白骨温泉ではこっそり入浴剤を投入していた事、更に04/8/9日には名湯「伊香保」が水道水のブレンド
だった事も暴露した。其れに大分県の名湯は「発電所の廃水」だった。源泉が枯渇して人工温泉(週間ポスト04/9/3号)
と言うのですから、自分の家で雨水風呂を楽しむ方が良いでしょう。

お風呂で大事なのは怪しげな成分よりも「鮮度」です。清潔なお風呂こそ、何よりの贅沢では?

c.建築ブーム再来

★都市環境と防災------2010/3/5テレビ大阪によれば、墨田区の職員だった村瀬氏が、「都市で雨水を流せば洪水
だが、貯めれば資源になる」と言い、川水の利用よりも雨水利用のほうがコストも安全性も優れていると言う。都内では
此れからは雨水タンクの設置が義務化される時代である。

V屋根の利点は此れだけに止まりません。V屋根のこうした大きな利点に世間が気づき、「建替え」が増えるにつれて
勢い「建築ブームの再来」となるでしょう。でも其れはかつての「建築ブーム」と同じ意味ではなくて、循環型社会のニー
ズに沿った新たな活性化であり、其れが結果として経済全体を押し上げて「V字回復」させる力となるでしょう。

無論、従来型の建物よりもV屋根の場合は解体時のガラ・ゴミが少ない。環境負荷が少ないように、V屋根材をなるべく
貴金属やステンレス製にするように努めれば更に良いのです。

d.バックマージン・・・・・・・V屋根のモデルは現在全く有りませんが、いち早くV屋根を採用すれば、其れが近在のモ
デルとなりますので、其れが次の成約となった場合は当方からモデル料として幾許かのお礼を差し上げる事になりま
す。

無論、だからと言って利益誘導でV屋根をお勧めする訳ではなく、普通の山形屋根とはこの点で違う事を申しているの
です。山形屋根では水道代が安くなりませんし、バックマージンも入らない訳ですから。

e.企業のイメージアップ・・・・・・・「企業の社会的責任」(CSR)が急速に高まり出しました。

顧客の投資対象としては利益配分と共に、「リスク回避」のための環境への配慮や不祥事防止対策を問うようになって
来ました。其れが結果として企業の持続的な発展に繋がると見ているのです。無論これは投資家だけでは有りませ
ん。世界のNGOも監視の目を広げていますし、近隣地域の住民意識も高まっています。

そうした中、行政や企業がこのV屋根プランを推進すれば何れからも高い評価を得るでしょう。大きな看板を上げれば
此れまでは広告になりました。でも今は看板の乱立で無意味化しています。其れに比べてV屋根は意外性があり、自
動的に看板以上に目立つ大きな広告塔になります。

但し、偽物を出さないためには、譬え官公庁や大企業からの参加希望が出たとしても、このVプランでは、NPO法人等
の審査会で一定期間、一定の条件でチェックする体制を準備したいと思います。

f.国際貢献

以上、V屋根の特長を纏めれば、此れは天水の継続的活用による、住空間の理想的な未来型循環システムと言えま
す。無論此れは海外でも通用する事ですから、これからの時代、水飢饉でより一層苦しむ諸国への日本独自の技術援
助とすれば、日本的で平和的な国際貢献となるでしょう。以上の通り、家を造るなら最早、「V屋根」の時代です。

此れから数千年間は水不足が続き、特にそれに気付かず適応できない人たちによって21世紀が水戦争にされる可能
性は大きい。今後の世界は、必要とする水を如何に確保するかが重要課題ですから、既得権や公営利権に群がる関
係者によるセクト主義で、些細な事に目くじらを立てて足を引っ張るなど妨害工作をするなら解決から遠のく。

お互いが工夫し苦心して水を利用し合うようにしなければ、何事も危うくするでしょう。広大な大陸を支配する中国も、水
不足で砂漠化しているために、もう少しで滅びる。例え人口が多くても、殆どの人間が消費者であれば解決できないの
です。自分一人が使う水の確保さえ出来ずに消費するだけでリサイクルもしなければ問題解決能力はない。

日本は水に恵まれた国であるとは言え、其処に生きる今の日本人が他から貰うか借りるか奪い取るかして生きている
人間ばかりでは水不足が加速度的に深刻化するばかりであって、少しも解決しないのであれば滅びてしまうでしょう。
せめて天への感謝くらいは心得たいものです。

世界の情勢については事典の「水不足」を参照。

g.雨水利用は不衛生か・・・・・・「ヤフー知恵袋」の中から紹介する。回答日時: 2008/4/7 13:53:27 編集日時: 2008
/4/7 16:20:51 回答番号: 48,465,369 

雨水が不衛生だと決めつけている人にとっては[衛生的]と説明しても無意味であるし、大気汚染で雨自体が汚染され
ているかどうかを机上の空論で論って見ても平行線だろう。どう思うかは個人の自由だからなー。ただ現在の上水道は
批判されて余りある。

其れを科学的・具体的に反証もせずに、ただ「その根拠が事実に基づいていないです」と言い逃れした上で、「はっきり
いって雨水より水道水のほうが飲用や入浴・炊事に適しています」と断言して見ても、回答としては不適切だ。

また例えば「雨水だって腐敗しますし、ぼうふらだって湧くでしょう」と言うのは事実を知らない人だ。水道水は言わば
「下水ブレンド水」だから放置すれば直ぐに腐るしボウフラも湧くのに対して、雨水は蒸留水なので1ヶ月経っても腐らな
い。ただ強いてボウフラを入れれば死なない。つまり安全だ。だけど水道水は塩素ガスによって死滅する。

つまり危険です。雨水利用にも色んなやり方が可能ですし問題が有っても工夫し改善すれば役に立つ。其れを「蒸留
水でも殺菌が必要」とするナンセンスな人が多いし、無知により頭から否定する人が多ければ万事が其処でストップし
てしまうし文化国家とは言えないし進歩も発展もない。

なので現在の上下水道問題に尚も目をそむけて現状肯定・弁護・擁護しようとする水道関係者や其の独占主体である
行政関係者であるなら此処で感情的なコメントをすべきではないだろう。今必要な事は思考停止状態による批判と妨
害よりも如何に上下水道問題と環境対策や省エネ改善策を進めるかではないか。 
 


以下、5.「枯渇、紛争、そして汚染・・・」へ続く。 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ●○◎□◇■◆△▽▲▼☆★

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