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星読み2星の太陰暦・2)   星読み2


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かに星雲・・・・・下記の「客星」を参照。

カッパドキア・・・・・トルコにある世界遺産の一つ。奇岩群と洞窟があり、また夕陽に染まる「バラの谷」もある神秘
の大地である。洞窟は地下都市になっている。

奇岩群は凝灰岩の風化したもので煙突形やキノコ型の奇怪な景色を見せているが、其の内部は6Cの昔から地下80
mの深さまで掘った30ヶ所の地下都市を造って永く穴倉生活をしていた。此処は約1万人収容の規模の大洞窟都市
になっていて、其れを作ったのはキリスト教徒である。

洞窟は80m深くまで垂直の井戸が掘られており、空気穴にもなっている。地下室は壁画が残り、葡萄が描かれていた
が、其れはワインをキリストの血とするキリスト教のシンボルである。地下の最下部には100人ほどが収容できる広さ
の十字架形の大通路がある。

其処までの石段の数が110段であるが、ギリシャ正教のロザリオには矢張り110ヶの数珠が付けられている。この数
は、キリストの死と復活を祈る意味があると言う。この地下都市は生活の場と言うよりも暗闇と静寂の中で神との接点
を求めたキリスト教徒の祈りの場だった。

6C頃からイスラム教が広がり、13Cにはイスラムの支配地となったが、例外的に共存して来た。今から80年前までは
此処にキリスト教徒の町があったが、1924年にトルコ国が成立したので、ギリシャと住民交換が行われ、キリスト教徒
はギリシャに移ったため、カッパドキアは忘れられた。

今の住民はイスラム教徒であるが、ギリシャから年一回、此処にまたキリスト教徒が呼ばれて戻って来る(NHK総合T
V、04/10/23、05/7/7の再放送分より引用した)。

カレンダー・・・・・語源は最初の月の出を発見した時に大声で告げ回った事からローマ暦の朔(ついたち)を意味す
るラテン語である。つまりカレンダーとはツキの暦の事ですから、太陽暦を「カレンダー」と呼ぶのはナンセンスであり翻
訳間違いではなかったか(月ヨミの「告朔」を参照)。

カロン・・・・・06年にIAUで新惑星の候補の一つとなった星(惑星を参照)。直径は約1200kmと推定。因みに月はカ
ロンより大きい。ギリシャ神話のカロンは「冥府の川の渡し守」。其処から中国では「夏龍」とした。またカロンは冥王星
の約1/12の重さで、昔は冥王星と共にある一点の周りを廻る二重惑星と看做されていた。

カロンと第10惑星の位置はエッジワース・カイパーベルト天体(EKBO)の中に含まれる。このベルトは太陽系が出来た
46億年前に、冥王星の軌道や其の外側に小さいまま残った多数の天体がある場所。此れが木星との関係で彗星とし
て観測される事もある(06/8/17朝日より)。


元日・・・・・1年のスタート。原則的に太陽暦は冬至、月は立春の頃の新月の春節、または満月である。其れに対し
て星の暦は歳星の位置、または春分点である。でも現実に毎年此れを観測するのは大変であり、誰も正確には答えら
れない。従って一言で西暦と言っても実は色んなカレンダーが有るし、日本のエトや恵方の決定も難しい。

このため実際、世界各地には古来各種の暦法と其れに基づく正月(年始)があって今も都合三回以上の正月が存在す
る。星の年始はキリスト教圏の場合、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日である。其れが過ぎ越しの祭り、イー
スターであるが、便宜上其れを固定したのが4/1の年度初めである。

でもカトリックのグレゴリオ以来、今も1/1としている。此れはマリアの祝日であって天文暦法上は何の意味もなく、単
なる宗教的な祭日を押し付けた約束事に過ぎない。つまり近代暦法が古代日本やシナやインドやエジプトより進歩した
カレンダーとは何も言えないのです。

★キ

★北・・・・・日本では北をネ(子=ne)と言った。ヨーロッパ各国でも北はNord(蘭語)、Noord(独語、仏語、ノルウェー
語)Norr、Norra(スウェーデン語)、Norte(ポルトガル、スペイン語)などで何れもNが付く点で共通している。

またノルドは北欧ゲルマン古語であり、ノルマン人は「北の人」であり、ノーディックは北欧人、ノルムはフランス語で「法
則、基準」である。またノルウェーは「北の道」を意味する国名であり、ノートルダム修道院はフランス語で「北のマリア」
を意味し、また米海軍のノーチラス号は初めて北極に到達した原潜だった。北は彼らの神であり、故郷でもある。

そしてノルマン人が活躍したグリーンランドや今のニューヨークの北に有るのが日本であり、古来日本の朝廷でする子
(事典の「ネ」を参照)の見柱(玉串)の祭りが西欧ではノーモン(杖)の言葉として残ったと見る事も出来る(出来るのだ
が中々多数の理解は得られない)。

★ギリシャの神々・・・・・古代ローマのポンペイでは至る所に神々が溢れていた。神殿のみならず道路でも辻神に出
会った。各家庭では家の守護神や先祖の霊も祀られていた。また神棚には神々の小像が並べられて祈り続けられた。

人気が有った神は伝説上のポンペイの創建者・ヘラクレス、熱狂の酒神・ディオニュソス、つまりバッカス、美と豊穣の
女神・ウェヌス(ギリシャのアフロディテ)であった。他にローマでは三主神と呼ばれるユピテル、ユノ、ミネルウァも人気
だった。つまり多神教の世界だった(05/10/30の毎日S)。「ヴィーナス」を参照。


★キリスト教・・・・・三大宗教の一つ。旧教(カトリック)系と新教(ピューリタン)系とがあり、前者は旧約聖書、後者は新
約聖書に従う。信徒は何れの場合も敬虔な信仰態度を持つのが他の宗教より特徴的である。因みに、米国人の八割
以上がキリストの復活を信じていると言う(毎日新聞・北米総局2004/4/8)。

客星・・・・・超新星の事。約1000年前の鎌倉時代の定家の「明月記」にはオリオン座の近くに歳星(木星)と同じくら
いの大きさの客星が現れたと記録していた(1006/5月に超新星が爆発した)。明るさは満月と三日月の間の明るさでし
た。此れは世界的な天文記録である。また米国にはネイティブ・アメリカンのプエブロ・ボニート遺跡が有る。

此処には800室に及ぶ3階建ての大きな建物があった。其の上のほうには冬至の時だけ日光が入る天窓があり、ま
た石の壁画には奇妙な絵が描かれていた。此処には天文壁画が結構散りばめられていたのである。NASA(米航空
宇宙局)が検証に入った所、蛸のような絵は皆既日食を印したものと分かった。

また手形や星の印しもあったが、其れは地平線の下に太陽があり、また地平線の上には超新星が出た事を記録した
ものであり、其れは1054/7/5日の明け方の事と判明した。以来、この超新星が今の蟹星雲になった事も分かった。

九星・・・・・定点と四方で五方と言い、この関係で見た世界観を五行と言う。つまり円と方形との関係式である。其
処から五星(辰・太白・螢・歳・鎮)が重視された(周期律を参照)。辰は水星、太白は金星、螢(虫でなく火の字)惑星は
火星、歳星は木星、鎮星は土星である。

30年周期の土星を地球と重ねて中心とすれば、四周を巡るモッカ(ド)ゴンスイだけを注視して暦を編む事が出来た。
其れがやがて九星思想になる。また其れとは別に七星及び12星信仰も生まれた。さて九星は一般に一白、二黒、三
碧、四緑、五黄、六白、七赤、八白、九紫とする。此れは五黄(中心点)から八方に配分される。

其の配置が年月・日時により一定の動き方で移動すると見て占ったのが陰陽道(九星術・気門遁甲・四柱推命)の吉凶
判断である。基本の配置は一白(北=坎カン)、二黒(西南=坤シン・ゴン)、三碧(東=震)、四緑(東南=巽ソン)、五黄(中
央)、六白(西北=乾)、七赤(西=兌)、八白(東北=艮ゴン)、九紫(南=離)である。

また一白は水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星とするのが
一般的。また此の数字は縦横斜め全方位に対して〆て15で完結する(魔方陣を参照)。

錐火・・・・・キリ火。火きり木で灯した火の事で浄火とも書き、八坂神社では大晦日のオケラビとして配る。

★銀河・・・・天の川の事。恒星がお皿のように凡そ2000億個あり、其れを地球から見るので一本の大河か、長い帯
のように見える。宇宙全体にはこうした銀河が数千億個あると見られており、お皿(渦巻き)型以外にも色んな形が確
認されていて、不規則な形の大マゼラン星雲なども有名です。

そして、140億光年先にある銀河の中心部にはクェーサーと言われるブラックホールのような巨大な星があると考えら
れている。

銀河系・・・・・・・ヤン・オールトについて、出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ヤン・ヘンドリック・オー
ルト(Jan Hendrik Oort、1900年4月28日 - 1992年11月5日)は、オランダの天文学者・天体物理学者。まれにオーアト
と表記されることもある。

恒星の運動を統計的に研究し、銀河系にある恒星が地球から見て射手座方向にある一点を中心に公転していること
を示し、さらに電波望遠鏡を用いて銀河系の渦巻き構造を明らかにした。また、長周期彗星の源としてオールトの雲の
存在を提唱したことでも知られる。

(生涯)オールトは1900年4月28日に医者の息子としてフリースラントのフラネケル(Franeker)で生まれた。フローニンゲ
ン大学のカプタインのもとで学び、1926年に高速度星に関する論文で博士号を取得。

その後しばらくアメリカへ渡りイェール大学で研究を行なったが、帰国してからライデン大学のヘルツシュプルングのも
とへ迎えられ、天文学教授となった。彼はライデン天文台長、オランダ国立電波天文台長、国際天文学連合会長など
も歴任し、1992年11月5日に死去した。

(銀河系の構造)オールトの師であるカプタインは、1904年に恒星の固有運動が直線的な二方向の「流れ」となっている
と指摘した(「二星流説」)。

リンドブラッドはそれを発展させ、銀河系の恒星がある一点を中心に公転しているとすればこの二つの流れは、太陽に
近づいてくる星は太陽より銀河系の中心近くを公転しており、太陽から遠ざかっていく星は太陽より銀河系の中心から
遠くを公転している、と解釈できると考えた(「銀河系回転説」)。

オールトは太陽周辺の恒星の固有運動を統計的に処理し、銀河系回転説を実証した。さらに、リンドブラッドやシャプ
レーが行なっていた「銀河系の中心はいて座方向5万光年のところにある」という計算結果を3万光年であると訂正し
た。太陽と銀河系中心との距離は、現在もこのオールトによる値が使われている。

また、太陽の公転周期が約2万2500年であること、銀河系の全質量が太陽のおよそ1000億倍であること、恒星の公転
周期は銀河系中心に近いほど短いことなどを明らかにした。

★金星・・・・・・金色に輝くので此の名がある。和名・夕筒、または宵の明星、明けの明星。ヴィーナス。



★ク

草薙の剣・・・・・・皇位継承を象徴する「三種の神器」の一つであり、本来は天皇が宮中で同床共殿によって祭るべ
きだったが、祟神天皇の時に三諸に遷し、その後は伊勢に、また日本武尊以来、熱田社(神宮)に祭った。但し剣とは
言っても武器ではなかった。その後の経緯は不明だが、天智天皇の時代に新羅の僧(道行)によって盗み出された。

ただ風雨のため船が進まず押し戻され、無事に住之江明神に戻されたのでその後、宮中に戻り、再び熱田社に返され
たと言う経緯がある。

暗闇祭り・・・・・・深夜に暗黒の中に祭事が行われる。一切の灯火を消して静粛の中、物忌みする。後には闇夜を利
用して風紀を乱すものも出て逆に祭が賑わったケースとして東京府中の暗闇祭りがあり、また京都宇治の県(あがた)
祭りなどは性的行事を伴うので人気が出た。

こうした祭りは未開で野蛮な風習と誤解されて今では奇祭となったが、忌み籠りの慣わしも見られるし、また祭りとは
元々真夜中に行うのが普通でした。何故なら其れは夜間に、星や月の定点観測によって正しい祭りの暦日と時刻を再
確認するためでした。寺社には御堂(「ヒジリ事典」を参照)があったので天文時間を正確に計測出来た。

例えばひしゃく星が24時間で一回転しますので、最初に見た時に蔀の桟に印を付けます。そして次の時間(または翌
日)にまたひしゃく星の方位を見て印しを付ければ堂周りの何分の1の時間が経過したかのかを確認できます。此れが
星時計です。

こうして時刻を知って次に目星となる特定の星が例えば鳥居の位置に交差する刻限をもって本祭りの開始としたので
す。

クリスマス・・・・・・キリストの降誕祭、つまり誕生日とされているがキリスト教徒でも其れを信じる人は半数くらいで
ある。12/22が冬至とすれば、其の前にクリスマス・ツリーを立て、門口にはXマス・リースを飾り、12/24のイブ(前
夜祭)にはサンタが訪れて翌日がXマスとなる。

ツリーとは木であり、此れは冬至に見柱を立てて太陽を観測し、暦を設定し、「一陽来復」を祈る祭りであって、キリスト
教独自の祭りではなく太陽神・ミトラ(またはバール)の祭りだった。因みに、日本では神の名が付く地名や苗字が多数
に及ぶが、諸外国には少ない。城や山の名はあるが神の名は少ないのだ。

ただスペイン語でSalvadorが救世主、ラテン語とスペイン語でSanは聖であり、ドイツ語ではSankt、スペイン語ではS
anto、Santa、ポルトガル語ではSao、フラマン語ではSint、ハンガリー語でSzent・・・・が各々「聖」を意味する地名で
ある。またルーマニア語でSoaraは「太陽」であり、日本語の「空」に近い響きだ。

★12/6日は「聖ニコラウスの日」である。彼(サンタクロースはオランダ語)は世界で最も愛されている聖人である。6
cに小アジアで信仰され、10cにヨーロッパに伝わり、この日はヨーロッパでは「子供の日」となった。この祝日が同じ12
月なのでクリスマスに結び付いた。サンタが来るXマスの祭りは要するにヒジリの祭りだった(サンタを参照)。

さてXmasのXはギリシャ語でキリスト(救世主)の頭文字であるが、其れがイエスとイコールではない。フランス語ではノ
エル(誕生)、イタリア語でもナターレ(誕生)、ドイツ語ではワイナハテン(聖夜)である。日本では、Xマスと言えばキリスト
教の祭りと思われているが歴史はもっと古い。

因みに同教の中でも近代に成立した「エホバの証人」は、「聖書に無い祭り」として此れを行わない。

以下、http://www.avanti-web.com/pastdata/20031220.html鏡リュウジさん(西洋占星術研究家)の『ベツレヘムの星』
の話から引用する。---本来、キリスト教の中では、占星術は禁止されている。占星術はユダヤ教やキリスト教よりも古
くて、星の神々を崇拝する多神教の宗教に由来するから。

でも話はそう単純ではなくて、たとえば有名なクリスマスの物語に登場する「3人の博士」は、新しい聖書の翻訳を見ると
「占星術の博士」と訳されている。星を見て救世主の誕生を予告したのだから、当然といえば当然だけど。

ちなみにクリスマス・ツリーのてっぺんに付いている「ベツレヘムの星」、すなわち「イエス・キリストの誕生を予告した星」
とは何だったのか、には諸説がある。ある人は「超新星の爆発」ではないか、と言うし、別の人は「彗星ではないか」と
言う。その中でも、理科の教科書に出てくるヨハネス・ケプラーの説が面白い。

ケプラーは、B.C.7年に木星と土星が接近した現象が特別な前兆としてとらえられたのではないか、と推測した。木星と
土星の接近自体は、20年に1度くらいの頻度で起こる天体現象なんだけど、B.C.7年にはその接近が魚座の中で立て
続けに3回も起こっている。

それが当時の人にとっては、救世主の出現を予告するような出来事だったのではないだろうか、と。伝統的に土星はユ
ダヤの民を表す星で、木星は王様の星。だからユダヤの王様が誕生する、みたいな解釈だったのではないか。さらに
原始キリスト教のシンボルは「魚」だったので、魚座という場所にも意味があったのでは、というのがケプラーの説。

B.C.7年というのも説得力がある。「B.C.」というのは、「Before Christ」の略で、「イエス・キリストが生まれる前」という意
味なんだけど、最新の研究によると実は計算が間違っていて、本当にイエス・キリストが生まれたのはもうちょっと前な
んじゃないか、と言われている。それを考えると、B.C.7年というのはピッタリ。

すべての学者が納得しているわけじゃないけど、このケプラーの説はかなり説得力があって面白い。今年のクリスマス
は、24日に向けて火星と金星が60度の角度を作っていく。火星は戦いの星で、男性を表す。占星術上の記号が「♂」に
なっているくらい。一方、金星はご存知の通り「ビーナス」で、こちらの記号は「♀」。

キリスト教は聖徳太子の時代から今まで日本の布教に随分努力をして来た。だか信徒数は今だに1%であると言う。ユ
ダヤ教徒はもっと少ないだろう。けれどもクリスマスと言う商業主義の行事をしっかり日本に根付かせた。何しろ11月か
ら年末まで日本人は此れに2ヶ月間も振り回される。彼らの執念には脱帽である。

「ダビデの紋章」、「土星」、「サターン」を参照。


グレゴリオ暦・・・・・・・西暦・カトリック暦。ローマ法王として72〜85年に在位したグレゴリウス13世(1502/1/7〜85
/4/10)は、カトリック復興に力を尽くしイエズス会を保護し、天文学者の進言によりユリウス暦を改良し、グレゴリオ暦と
した。特徴の一つは4の倍数の年を閏年とする。

しかし古代ギリシャのオリンピアではゼウスの祭典を4年に一度開催していた。前776年の頃からである。此の年代計
算単位をオリンピアードと言った。つまり数字式カレンダーの置閏法の原点が此処にある。教皇グレゴリオ13世が置閏
法を発明したのではなかったのだ。

ともあれ年の倍数が100の倍数の年は100で除した商が4の倍数でない時は平年とし、もう一つは、82/10/4日の次
の日を10/15日とした。この様に西洋社会は星の社会であり、太陰暦の伝統から実に数理的な面が強い。因みに85
年、我が国からの遣欧使節の大友、大村、有馬諸侯が彼に謁見している。

日本が西暦と言う名の数字式の星のカトリック暦法を採用したのは進歩ではなくて、実は此処から太陽の方位を捨て
た事になる。キリスト教社会に組み込まれて明治維新となり、彼らに隷属し始めた事になる。

因みに何故一年が1/1からスタートするのかと言えば、この日はマリアの祝日であるからだが、其れを日本人は「お
正月」と刷り込まれて祝っている。日本の正月は古来、冬至か立春であったのだが、無知の上に舶来信仰が災いして
こうなった。月読みの「ローマ暦」を参照。

★ケ

月面基地化・・・・・・・NASAは2024年に月面(極点付近)に国際基地を作る予定である(06/12/5朝日)。でも此れは
科学の平和利用に見えても、実は戦争のためのミサイル開発から月面へシフトしたに過ぎない。イラク戦争で失敗した
から、次は空へ目を転じて、月をターゲットにして各国から資金を集めようと狙っているのでしょう。

ともあれNASAの「探査戦略と設計」によれば、先ず20年までに月に4人の宇宙飛行士を送り、7日間滞在させる。其の
後も同様の飛行を続け、極点近くに国際基地を建設する。其れに応じて日本など13ヶ国・地方の関係機関が協議して
策定したと言う。

ケモノ社会・・・・・・・此処では自然界ではなくて、人類の中の不自然なアウトロー社会の事。月世界は稲作であ
り、水神や蛇を祀る社会とすれば、西欧社会は遊牧や航海・漁業など、人類よりもケモノや魚類と共に暮らす時間が長
い。よって心性も因縁もケモノに近くなって当然である。

例えば現在、彼らが都会のビルや蜂の巣状のマンションに暮らし始めても人間を嫌って敵対するし、親兄弟とは別居し
てペットと暮らす。

ケモノが煙を嫌うように職場でも何処でも嫌煙権を主張し、或いはダイオキシンを叫ぶのですが、人とケモノとの違いは
道具や言葉を使うかどうかよりも煙を嫌うかどうかである。人類は何万年もの間、煙との共生でした。つい最近までそう
して来たのです。

其れが自然な姿なのであって、「タバコは別だ、排煙は別だ」と騒ぎ、彼の自己主張に従わない者は何でも排除しようと
する傲慢さを持つ。とすれば此れは決して都会的でも進歩的でも正義でも人間性でもない。そう誤解するのも勝手だ
が、其れは自ら獣的人間である事を表明するものに過ぎない。

ケルビム・・・・・・・鳥形のシンボル。ユダヤ民族が「神との契約」を印したとする幻の箱、即ちアークには其のシン
ボルとしてケルビムが付けられていた。聖書の言う「契約の箱」は言わば日本の神輿に相似であり、屋根には神輿の
鳳凰に代わってケルビム(翼の付いた天使)を象っていた。

さてユダヤ民族はアダムとイブを始祖とするが、竹之内文書ではアダムイブは一人称であり、日本から派遣された大使
だった。しかも彼はユダヤでは異邦人とされていた。其処から見てもユダヤ民族は日本を宗主国としていた事になる。
以来、彼らの王は、宗主国・日本の天皇からユダヤの王として承認を受ける立場だった(推定)。

現にキリスト降誕に際しては、東方から三人の使者(占星術師)が訪れて降誕を告げていた。日本からアーク、つまり神
輿を与えられた者がユダヤの王として公認されたのが言わば西洋のケルビム、アーク、聖剣、そして王権神授説の由
来であろう。

喧嘩・・・・・・・星の世界で行う争いで当事者が星のように火花を散らす行為。日本ではどちらの言い分も認めず「喧
嘩両成敗」を鉄則とした。澄ましている人でも喧嘩をすると本性を現すので民族性が分かる。シナ人は口げんかである
が、朝鮮人は家の外に出て互いに相手を罵る夫婦喧嘩が有名だ。

男は火が点いたようにファルルネダ(怒り)、ツバを吐き付け、相手が男なら頭突きをするが、女性の場合は、激烈な感
情を蓄積してストレスをため、「火病」を起こしてしまう。

牽牛星・・・・・「ヤフー知恵袋」に回答。"回答日時:2009/1/11 22:15:2----「牽」は牽牛星(彦星)、牽牛花(朝顔)など
にも使われる会意形声文字で、中に「大牟田」の「牟」つまり「牛」が入っています。牛は彦星または牛宿(いなみ星)、また
は動物の牛からの象形、牟は「ム」を付けて「牛の鳴き声」を示した形声文字とされています。

しかし日本のカタカナで「ムー」と書いても、漢民族の牛が果たして「ムー」と泣くのかどうか?疑問です。其処で僕は「ム」
は鳴き声ではなくて「角度」を示したのだろうと思います。西洋占星術では山羊座の第二星を東洋では28宿の牛宿とし
て来ました。地上から見上げると「ム」の形にも見える星座です。無論、牽牛星もその中の一つです。

ケンタウロス・・・・・・・ギリシャ神話で半身半獣の怪物。上半身が人で下半身が馬である。まるで現代の肉体主義
者・スポーツマンの原型みたいである。星座では地球から最も近い恒星として初夏に南の地平線に近い所に見える(日
本からは見え難い)。

キトラ古墳の南(午)面・朱雀真下からは05/7/14に12支の馬像が発見されたが、此れは「獣頭人身」でした。


★コ

★国際連合・・・・・星読み6の「UN」を参照。

コスモロジー・・・・・宇宙観。

★五星・・・・・定点と四方で五方と言い、この関係で見た世界観を五行と言う。つまり円と方形との関係式である。其処
から五星(辰・太白・螢・歳・鎮)が重視された(周期律を参照)。辰は水星、太白は金星、螢(虫でなく火の字)惑星は火
星、歳星は木星、鎮星は土星である。

30年周期の土星を地球と重ねて中心とすれば、四周を巡るモッカ(ド)ゴンスイだけを注視して暦を編む事が出来た。
其れがやがて九星思想になる(九星)。また其れとは別に七星信仰も生まれた。

コタン・・・・・北海道には各地にアイヌのカムイ・コタンがあるが、フランスのセーヌ川の河口にはコタンタン半島があ
り、其の近くにブルターニュ丘陵があります。この辺りはヨーロッパ最初の文明の跡がある。例えば、エジプトのピラミッ
ド以前の、6500年前の積石塚や巨大な石列群が六ヶ所見つかっている。

現在、イギリスとフランスの間は海になっているが、8000年前は川であり、イスと言う華麗な町が有ったと言われ、スト
ーンサークルが残っている。因みにパリス(パリ)とは、其の「イスにも匹敵する」と言う意味で付けられた都市名である
(大半はMBSテレビの「世界不思議発見」2004/2/14、を参考にした)。

碁盤の目・・・・・・正倉院の宝物の一つに碁盤も有る。9の倍数が18だが縦横18マスだから四周で72マスとなる。
此れを囲碁では19目×4=76目として読むのだろう。18の2乗が324、そして18の二十倍が360である。とすれば
此れは度量衡と陰暦1年の日数である。

18日は観音様の縁日でもあるが、観音堂には方眼の目のようなシトミ戸が張り巡らせてある。つまり18の倍数のシト
ミや碁盤は天体観測と暦法、そして条里制の方眼盤としての基本形であったろう。

五芒星・・・・・・・五角形の星形の事。この形はその内角を辿るとまた五角形が出来ると言う無限・迷宮の形でもあ
る。其処からシナでは星型の五行説で相互の相生・相克の関係を図解する形象に使ったが、西洋では星型に敵から
守る魔力があると信じて古今東西で呪術に印されて来た。この形はペンタグラムともセーマンとも云われた。

セーマンは安倍の晴明が使ったマークとして知られるし、函館の五稜郭や米国国防総省のペンタゴンがこの形で造ら
れている外、各国の国旗や軍人の階級章は今も全てこのペンタグラムの形になっている。また星の世界ではウィスキ
ーやホテルの格付けにもこの星の数を目安とし、国旗にも必ず星が表される。米国旗は50の州の星条旗である。

護摩・・・・・ホーマーの事。ゾロアスター教を参照。
渾天儀・・・・・・・・渾儀。天体の運動を説明するためにシナで使われた机上のからくり(機械)。京都府名田の庄の暦
博物館に現存する。

★★

コンピューターは星の文明・・・・・・・数字化・デジタル化により発展したコンピューターは機械文明の究極のもので
あり、スピードを競う軍事科学と金融資本に役立つ破壊の道具の一つである。所で数字も機械も自然界とは別の人間
社会の論理で組み立てた産物であり、従って機能は虚構、能力は有限である。

よって其れを万能であると思うのは幼稚であり錯誤である。実際、マイクロソフトのWindowsXPに見られる如く、何を
させても半端モノであるのみならず毎回トラブルメーカーで余計な負担を客に掛けさせる代物・銭食い虫のやくざモノで
ある。だが戦後の日本人はすっかり機械信心に嵌ってしまい、コンピューター崇拝が強まった。

「人間は間違いを犯すが機械は間違いを起こさない」と言う信仰である。此れはしかし誤信だった。例えば05年にはシ
ステム故障のため東京株式市場が一日中機能停止した。次に12月には同じ東京市場でみずほ證券がジェイコム株
の大量誤発注をしたのに富士通のシステムは此れを見過ごしたため市場を大混乱させてしまった。

此れはもう日本のコンピューター業界の低レベルを世界に暴露した恥さらしとなった(他国では混乱していないから
だ)。日本のコンピューターシステムは利益を生むものではなくて、瞬時に400億円を損失させるものだった。単純ミス
を発見できず、しかもリセット(やり直し)さえ効かない能無しだった。

この様に、明るい太陽の下の日本が星の作った暗闇の文明的な玩具を真似ては失敗するのです。


★サ・・・ ・・・ 以下、次ページへ


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