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   日知り事典      図説3


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・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ●○◎□◇■◆△▽▲▼☆★

10.▲366夜見の暦     (此処では省略)▲▲▲▲▲▲▲別紙「月読みの暦1」へ。





6.

11.■八方・九星

a.■九星学・・・・・・下記の囲の字の形に九つの要素を配分し、各要素を時期(各年各月など)により循環して見るも
の。例えば今の九星学は占いとして人の性格を三碧木性とか四緑木星などと分類して見る。

但し、南天主義の方形五行とは違って、此れは天地が逆の、星を祭る北天主義の北を上天とした大陸の観念、つまり
夜見の観念で見るため、其の答えも使い方により南天とは逆になる場合がある。

b.■九星盤・・・・・・下図

九星気学の基本形。自然数の1〜9までを並べたものだが前後左右、斜めから数えても合計数が15になる。此処から
「魔方陣」とも呼ばれ、古来、無数の数学者の一生を棒に振らせた魔の算盤でした。但し此処では南天主義で図示し
た。

  南  
  北


但し、暦法と占術ではこの数字が年毎(または毎月)に一定の順番で移動するが、12年に一回元に戻る。此れを九星
循環と言う(「魔方陣」、「七五三」を参照)。

c.■区画法・・・・・・口分田と条里制
 



口分田の図式。また条里制の場合は、此の九つのマスの中を各々更に九つに分けて細分化する。其れが九・九=81
となり、更に細分化して京域とし、此処から囲碁・将棋盤にも変化しました。条里制や土地区画の場合、例えば各1/9マ
スを6×6=36に細分すれば全体で324区画になります。

また下記のシトミも、天文測量の建具であり、方眼の目に様式を整えた定型の格式でした。


12.夜見の天文測量(御堂)

a.御堂の意味・・・・・・御堂は仏像安置のお堂ではなくて、本来は「見る堂」の事でした。言うまでもなく仏像ではなくて
人が入って周囲を見た所でした。天体の日月や星の動きを方眼盤の様式・格式の御堂の中から見た訳です。此処で
観測して暦と時刻を決定する仕掛けでした。

「月読み・陰陽暦」で述べた通り、御堂とは天を「見る堂」の事であり、四阿と書いてアズマヤとも呼びました。御堂とは
其の名が今は例えば、方丈、アズマヤ、観音堂・弁天堂・庚申堂・不動堂・地蔵堂・薬師堂・求聞持(グモンジ)堂・お籠
り堂となっていても、或いは天皇の御在所とされた堂であっても、御堂である。

御堂は全て、ある一定の要件を具備した格式を基本に構成されていた建物の事です。要件とは建物や建具が一定の
寸法で統一された格式であり、其の一例として此処ではシトミの意味について図解して見る。この種の建物には方形と
六角形とがあり、前者を方形ぎょう、または方丈と言った。1丈は10尺ですから、方丈とは10尺四方のお堂を意味した。

この場合は内陣が四畳半となる。其処で先ず、こうした一般的な方丈の御堂について述べる。

b.方丈の御堂・・・・・・・方丈の御堂では普通、三枚のシトミをはめ込む。シトミとは格子戸ですが、例えば下図のよう
に、各々6ヶの穴(格子目)がある場合、三枚では、19となるものの、両端が柱で隠れるので一面18ヶであり、18×4
面で一年の暦(但し1年の日数は360日)と、72候を観測する事が出来た。

此れが観音堂(弁天・地蔵堂を含む)でした。ですから古来、18日が観音様の縁日と言われて来たのでしょう。


「御堂の平面図」(一丈四方の建物)・・・・・・・外部は方丈、内部は9尺四方(四畳半)。
因みに四畳半の畳の敷き方は渦の形になるが、巻き方は「の」の字か、其れとも「e」の字か。





c.「シトミ」の様式・・・・三尺幅のシトミ三枚をはめ込んで一面九尺としている。



★シトミは普通の建具ではない・・・・・・方丈を一周すれば、1年356日になる。或いは太陰暦の1年360日を仮定して設
定した場合は、シトミ一面の桟の数を90本として、一周で360本とした(または其の約数で)。或いは一面19本とすれ
ば、一周で76本となるが、この場合は76年に一度のハレー彗星を定点から確認する仕組みになっていた。



d.星座盤(天文堂)・・・・・・・・御堂は言わば「天文堂」でした。お堂の特徴は四面のシトミの穴を1年刻みとして使え
ば、シトミ一面で19穴ですから、お堂を一周すれば19年×4面=76年を数える事になります。ですから此れはハレー
彗星の76年周期の目印となり、其れを76年毎に同じ穴で観測出来る仕組みでした。

此処(四角四面の堂)から紀元前に四分暦やメトン法と言う、19年毎に閏月を置く古暦が作られて来た訳です。よって
古来、「1蔀ボウ」と言う天文単位として使われて来た。其れが御堂のシトミで行われたが、更に御堂では1年毎に木星が
シトミ一枚づつ進みます。

ですから三枚・一面で三年を数え、やがて御堂を一巡するとエト12年で再び同じ穴の所に木星が観測できた。よって
木星を歳星と言ったのです。所でこの御堂は一周を角度にして360度、日数にして1年360日と見る盤でした。其れを
四面で数えるため、角度にして一面90度、日数にして90日です。

よって四季を90日単位で確認し、一年360日の太陰暦を観測する場となっていました。しかも先の木星を12年刻み
で確認し、更に土星を30年の星の周期でこのシトミの上に現れるのを確認しました。御堂の一面が七年半、其の四倍
で30年です。所で、何故一周が360度で太陰暦の360日となったのか。

其れが木星と土星を同時に確認する所、つまり12×30=360である事に読者はもうお気づきでしょう。其処から天体
との整合性に於いて、時刻は12と60進法、また度量衡には360度法が使われるようになりました。尚、金星の周期
は224日です。


e.六角堂・・・・・・・・次に弁天堂や地蔵堂には六角形の堂がある。弁天様には三面六臂の尊像があり、またお地蔵様
は六道の辻を守るとされる仏様です。其れが六角の建物として示されているが、此の形の場合は1年を360日とし、其
れを六分すれば60日刻みで太陰暦を観測する場とする事が出来ました。

しかも木星が12年、土星が30年の周期でこのシトミの上に現れますから、木星の一巡について、二年毎にシトミ一面
で再確認すればエトが12年で一巡した時に同じ所に木星が戻って来る仕掛けになり、また土星については六年当たり
一面で追う事により、お堂の六面を一回りすれば土星が回帰するのです。

同時に其の所が30年の暦を再確認出来る仕掛けになっていました(更にもう一回土星が巡れば還暦となる)。尚、金星
の周期は224日ですから、穴の数にして112目毎に其れをこの堂でも再確認する事が出来ました。こうした仕掛けの
御堂と、其処に居ついて観測するヒジリや宿直坊主がいなければ、定時を決めてお寺の鐘を衝く事が出来ない。

其れでは寺の鐘の音を合図に村々で水門を開閉して水田に水を分配する事も出来ず、従って各地で古来水争いとな
った。争いの原因が水不足であると言うよりは、時刻設定の怠慢による村方の意識と時間のズレが原因だったと思わ
れる。何れにせよ水利の止まった水田では収穫する事も出来ず、それでは税収を上げる事も出来なかった。

と言う訳でヒジリの天文や御堂の役割は今の人達が想像も出来ないほど国策としても、また庶民の暮らしにとっても大
変重要でした。


13.其の外

a.方位地図の一例・・・・・・・世界地図では図法を明示したものを使う事。メルカトル図法が無難とは言えない。方位に
とっては心射図法がより適している。

b.陰陽五行の方形図式解説・・・・・・ヒジリの「五行」を参照。
c.

d.国旗・万国旗・国連旗
                                         ▲▲▲★
http://www.abysse.co.jp/world/flag/flag-top-old.html
または以下の図。

各国の国旗は、其の国が日月星のどれを暦法としているかをシンボリックに明示した物である。


  


l

以上2点はhttp://www.up-corporate.com/sample_flag.htmlより転載。

各国の国旗は、其の国が日月星のどれを暦法としているかをシンボリックに明示した物である。

太陽。



チベット



太陽の国旗------09/1/21の「ヤフー知恵袋」のベストアンサーに選ばれた回答、metallion_fさん によれば、

1日本
2パラグアイ
3アルゼンチン
4キルギス
5カザフスタン
6ニジェール
7ナミビア
8ウルグアイ
9ネパール
10ルワンダ
11マケドニア
12マラウィ
13アンチグア・バーブーダ
14キリバス
15バングラデシュ


ちなみに、バングラデシュも太陽ですよ。チベットは国として認めてもらってはないけど、独立旗に太陽書いてますね。
他には台湾(中華民国)もそう。

マニアックなところでは、「セントルシア」。
太陽は書いてないけど、黄色い色が太陽の光を表してます(以上、引用)。-----との事です。




▼月

韓国は陰陽図。




次は「横並びの月」のシンボル



次は「カースト制の月」のインドのシンボル(縦に3段階)。




★星の国旗。





連合星、かつ階級社会の米国。




以上の国旗は http://www.interprog.co.jp/products/PSE01/PictList.htmlより転載。
万国旗・世界の国旗は、万国旗・世界の国旗  http://www.asahi-net.or.jp/~yq3t-hruc/

次は国連旗




国連旗・・・・・・地球の尻を頭に冠せた国連旗(北天主義を参照)。


以上の国旗図は、http://www.interprog.co.jp/products/PSE01/PictList.htmlより転載。







以上が「図説1〜3」ですが、更に続きます。・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 


14.ハレダス天気カレンダー(ここ1年間の五風十雨の予報表)・・・ ・・・はトップへ戻ってから・・・ ・・・ ・・・











■別紙の「神々の歳時記」は仮説ではなくて、太陽暦に重ねて古式祭による祭政一致を行っていた古からの日本文化
の原理であり、其の具体例を公開したものです。

●別紙の「各種暦」、並びに「日知り事典」や、「神々の歳時記」の各項のご理解には「366円暦」との照合が大切で
す。
■円系図や円暦の実物をご希望の方は、「メールフォーム」または掲示板などからご連絡下されば実費で郵送します。
文中に誤記や間違いがありましたら、恐れ入りますが下記まで御一報賜れば幸いです。尚、参考文献は巻末に記し
ました。 

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