日知り
天気黄砂1
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黄砂及び実績・諸データ (大阪・南河内・標高120m)
・・・・・黄砂(目測)/天気(平均値)/気温(昼頃)/気圧(基準は1000hp)/残水量mm/風
向・風量/風向・風速(目測m/s)
・・・ ・・・ 05〜06年の反省 ・・・ ・・・
★さて・・・05年の梅雨前に筆者は黒点数の減少をもって「春から桜の開花も作物の生育も遅れた以上、確実に温暖化
は一時ストップだ」と述べたり、「05年は冷夏で不況である。此れは予言ではなくて太陽の周期である」と言う風に述べ たが、結果は見込みが裏目に出て暑いい夏になった。
其の点はお詫びするべきだが、冷夏で不景気となれば大変でしたから、寧ろ暑さに助けられた感じです。その後に政
府が「05年は好況」と発表したのでこの点でも本書が嘘をついたかと言えば、実態は寧ろ不景気であろう。
好景気ならば心配が外れて実はホッとすべきですが、夏物やクーラーの売り上げアップがなかったり、原油高でこれか
らもインフレ化に向かっている。原油は月のエネルギーであり、また中国の発展に助けられた業界が好況になっただけ で、此れは太陽ではなくて月の巡りです。米国系が元気なのも太陽が弱くて星の勢いが強まったからに他ならない。
そうした星月の働きが活発なために日本の一部が見かけ上は元気である。また冷夏・酷寒となれば野は不作だが海
は豊漁となる。実際秋刀魚は「豊漁貧乏を絵に描いた」ようになったと聞く。また05年は日本近海で越前クラゲが大発 生した。此れをフルーツ(クラゲ)ポンチやクラゲ・ゼリー、に仕上げた店がある。
クラゲは中華料理でも高級料理であると言う。秋田沖にはハタハタも戻って豊漁となった。気象庁は3ヶ月予報で「年末
が暖冬」としたが今年は逆に厳しい寒さとなった。其の点では筆者の黒点説が当たった訳だが、12月から各地で雪に なった。05〜06年は太陽黒点数の最小期であり、此の冬は暖冬ではなくて大雪となろう。
そう述べた後の12/19には名古屋で積雪23cmとなった。58年ぶりの大雪と報道されたが、山陰では1m以上の積
雪だった。日本海側と滋賀など各地では平成17=2005年12/24のイブに12月としては過去最大の大雪記録とな った。気象庁は10月に3ケ月予報で、「12月は暖冬」とご託宣していたので、大雪になってから「寒冬」と言い換えた。
だが無責任ではないか。そんな言葉を新造していいのかな。予報は訂正して済む問題か?一国民が納税を間違った
らどれだけ酷い目に遭うか、彼らは分かってないなー。
年末年始には1946年以降最低記録の寒さとなった。また飯田市や野沢温泉、其れに新潟・津南町では48年ぶりと
か、昭和56年以来とか史上初の4mに及ぶ豪雪となり、屋根からの雪下ろしで転落事故や家屋倒壊が続いた。秋田 では新幹線が埋まった。こうした豪雪に遭った方々には御見舞い申します。
無事此の寒さを乗り越えて、春を迎えて頂きたく、小千谷市やヒジリ掲示板にて除雪案を掲げました。数年後の黒点ピ
ーク時期には温暖化に戻りますが、其の頃にはモノカネ主義の好況ではなく、誰もが心から祝えるような社会になるよ う、今から心がけたいものです。
さて06年は大阪でも寒さや雨天続きとなり、2/25の天満宮の梅花祭では開花が平年よりも3週間の遅れと言われ、
此の天気カレンダーも的中率61%と言う惨憺たる有様となった。本当に寒かったら北からのシベリア気団が張り出して 寒風となるので豪雪にはならない。
この豪雪と菜種梅雨のような長雨は唐土から東シナ海を通って来た湿った風が原因した。北より西の風が強かったの
は、中国からの黄砂の害を洗い流す役目なのか。其れに梅の開花が3週間も遅れたのは太陽活動の低迷期のためで しょうから次の冬場の06年末~07年初もこの流れが続くのでしょう。
ただ気になるのは梅花の遅れと反比例して桜の開花が早い事です。東北では4/21日に梅が咲かない内に桜が開花し
た。逆転現象です。古来、梅花と桜花とを同時に見られる年は火事が多いとされて来たので念のためご用心を。所で 大阪では2月中旬から4月初まで連日梅雨の様に春の長雨となった。多過ぎるのも問題です。
その理由は言い訳になるが恐らく黄砂の汚れと人心の乱れ。
其れ程大阪が汚れてゴミゴミして来たと言う事だろう。街も道路も海山川も風雨で洗い清める必要が有った。ストレスで
イライラした日本人たちの頭を雷雨で冷やして争いを止め、或いは地震や噴火とするのを止める役割が有ったのかも 知れない。お陰でこの天気カレンダーの的中率は63%と言う酷い有様となった。
的中率がダウンしては此の「天気カレンダー」に満足できるものではないが、其れでも何とか50%以上のラインに有る
ので当分此の設定を変更する事が出来ないのが辛い。其れに比べて気象庁は間際まで小まめに修正して実に当たっ た。今回は脱帽です。しかし各種検索では皮肉にも此の「天気カレンダー」が数百万件のトップを走り出したのが辛い。
ともあれ06年は黄砂が多い。此れでは今夏も陽光が減殺されて冷夏になるだろう(冷夏を参照)。
5/18には台風1号が中国に上陸?した。「例年はもっと南にある梅雨前線を北上させて本州に掛かった」と気象予報士
が解説した。何れにせよ日本は雨天続き。天候不順で茶摘遅れ、夏物販売出足不良とか。
例年、春は東風が西風より強い。所が今年は西風のほうが強いため、シナからの黄砂が列島を席巻している。上の表
では表示し切れてはいないが、黄砂の後には必ず多少の降雨があり、必ず洗い流して来た。よって此の春は雨天続き となった。気象庁は5/22に5月の日照時間が60%と発表。この日照時間不足が色々問題です。
気象庁は06/5/25、6〜8月の3ヶ月予報を出した。日照不足は6月も続く。此の夏は西日本は平年より暑くなる可能性
があり、昨年の夏に似ているとも言う。翌日のNHKTVの気象予報では「梅雨らしい梅雨になる」と予告したが、此の日 の雨天は梅雨前線の接近と言うより、実は先の台風1号(熱低)の仕業に見えた。
5/27から6/7まで晴天が続き、黄砂も続く。日照時間の回復には寄与したが南河内は12日間も雨降らず、乾燥し始
め、アマガエルが雨を求めて鳴き出したが春に降り過ぎたので空梅雨になるのではないか。シベリア気団が強いので 梅雨前線を南方に押し返すと思われるが、無論、黄砂の汚れを流すための風雨はある。
気象庁は6/8に「近畿も梅雨入り」と発表したが・・・・・最初の2日だけで後は14日になっても降らず(沖縄のみ長雨)。
東京も3日だけ。近畿は15になって久しぶりに65mmの降雨(南大阪)となった。続く17〜18日に32mm。だが蒸し暑くじ
めじめした梅雨ではなくて涼しくてカラッとしているから冷夏である。
6/20沖縄と奄美の梅雨明け発表。近畿は6/22雨となった。天気予報は此れで梅雨が戻って以後も降り続くと言った
が、この雨は黄砂を流すため。よって予報は外れて直ぐに上がった。今年は北風(寒気)が前線を太平洋に押し戻して しまうので蒸し暑さがなくカラッとしている。ただ6/26には久しぶりに纏まった雨となった。
此れで黄砂が洗われ、大和川と紀ノ川の水量もやっと一時回復するだろう。次に6/19日から入道雲が見られたが、7/
13からは特に活発に湧き出て稲光がした。なので近畿は梅雨明けである。此処からやっと夏日で猛暑となりセミが鳴 き、熱中症で3人死亡し、大阪は8夜連続の熱帯夜となっている。だが7/15日現在、気象庁はまだ梅雨の中と解説。
確かに島根・京都・福井・岐阜・長野で300mmの局地的大雨となり、7/20現在の死者12、不明8となった。此れは梅雨
の雨と言うより豪雨でしたが、どうして大雨くらいでこんなに犠牲者を出してしまうのか(土砂災害、防災を参照)。国交 省と消防庁、其れに長野県など防災関係者は調査する前に先ず15名分の責任を取って直ぐ辞めるべきだろう。
其れに対して南大阪では7/16に夕立、7/18は強風のち雨だったが矢張り梅雨の雨ではなかった(台風4号の影響)も
のの、仮に本日7/20までを梅雨に含めても梅雨の期間中の総雨量は265mmだった。気象庁の雨の予報は良く当った が、7/20〜21に大雨となったものの夏としては肌寒い雨でした。
7/23の朝日によれば、「近畿の今月の日照時間は4割、雨2倍」である。予報では梅雨明けが月末頃と言う。近畿の南
河内では続いて7/23日まで160mmの雨が降ったので都合432mmの降雨となったが梅雨はとうに明けている。つまり 豪雨は梅雨ではなくて台風5号の余波であろう。
其れを「梅雨前線の停滞」と7/23日になっても解説して来たので一般の油断を広げて被害拡大とした面も有るのではな
いか。因みに気象庁は先の大雨を7/26日になって「平成18年7月豪雨」と命名したが、26人が死んだ。命名すれば関 係者が全て責任回避できるのだろうか。北朝鮮では10〜20の雨で6万人が家を失い、国連に食糧支援を訴えた模様。
日本にはミサイル発射で頼みにくかったのだろう。またパキスタン北東部ムザファラバードで24日、モンスーンの大雨に
よる土砂崩れが起き、昨年10月のパキスタン地震被災者の避難キャンプで暮らしていた子供7人を含む計12人が死亡 した(AP ...グーグルアラート)。
気象庁は7/30午後になって、「中国、近畿、北陸、東海、関東、甲信地方が梅雨明けしたと見られる」と発表した。遅
い。此れでは今の冷夏から夏らしく変わって、学校が夏休みになっても、8/8はもう立秋だから暦の上では後8日間の短 夏である。東日本や東北などは寒い梅雨で夏が来ない間にもう秋になる。米作農家はまた泣き笑いするのだろうか。
ともあれ皆様どうぞ此の短夏をじっくり味わって置きましょう。
▼天気は全てを表示し切れないので昼頃の記録、もしくは平均値です。此のため夜間に雨となった場合は翌日の水量
増加で示しています。
▼其の「水量」は降雨の残水量であり、此れは連日減って行きます。特に★印の風の日に減量が大きい。つまり風に
は見える風と見えない風が有ります。気象予報では分からないが此れが蒸発量の目安です。年間降水量から逆算す れば日々平均3mm程度の降雨があり、また同量が蒸発しています。
地表面からも人体からも洗濯物からも蒸発している事になります。このため、特に夏場は気温と共に蒸発量も平均6m
m以上にアップするので、農地や人間は面積辺り同量の水分補給をする必要が有るでしょう。
▲尚、地震については(地揺るぎ1)のhttp://hijiri.tamajiri.com/page240.html「タイムラグ」を参照。・・・ ・・・ ・・・ ・・・
・・・ ・・ ・・・ ■文中に誤記や間違いがありましたら、恐れ入りますが下記まで御一報賜れば幸いです。尚、参考文献は各巻末(纏 め・後書き)等に記しました。
以上 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ○▼▲□■☆★○●◎
以下、「天気実績・黄砂2」、または次ページに続く。更に2007(平成19)年〜2010(平成22)年の「天気カレンダ
ー」などが有ります。
または
パテント・著作権は本会に属します。 「鬼の会」
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